大淀川の源流ともなっている出の山湧水は、小林市民13000人の飲み水として、また、水産養殖用として利用されています。現在、湧水は周辺のいたるところから湧き出しており、岩の割れ目や地中から澄み切った水が、こんこんと噴き出しています。冷たく清澄で美味しい飲み水は、筧をつたって、臼状の受石に絶え間なく流れており、近隣から多くの人達がポリタンク持参で、名水を求めて訪れます。水源地の水を溜める「出の山池」は小林市で一番大きい池で、今から300年以上も前の江戸時代の延宝2年(1614年)に造られたと言われています。
現在は、公園として保全整備され、水や自然に親しむ市民の憩いの場になっています。お子様連れの方は出の山池をボートに乗って楽しむこともできます。また、湧水が流れ込む出の山池の周りは、散策遊歩道が整備され、池から流れ出る小川は、源氏ホタルの棲息地で、5月下旬から6月上旬の風のない温かい夜など、公園内を数万匹のホタルが乱舞し、幻想的な世界を醸しだします。この豊富で、きれいな湧水で育てられた鯉、マス、スッポン、うなぎ、チョウザメを利用した、弊社の料理が出の山公園の名物の一つです。
どうぞ心身の癒しやリフレッシュの場所としてお気軽に出の山へおいでください。